派遣初日の服装・持ち物・流れを徹底解説【派遣歴30年の体験談】

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エントリーで落ちたり、職場見学がうまくいかなかったり…。
紆余曲折を経て、ようやく決まった派遣先。

仕事が決まって安堵したのも束の間、今度は「ちゃんとやっていけるかな?」「嫌な人がいたらどうしよう」など別な不安が押し寄せてきます。

そんな中、迎える“派遣の初日”。

派遣歴約30年の私でも、初日は毎回「こんなに辛かったっけ?」と思うほど。
職場に慣れるまでの時間は、心身ともにぐったりするほど消耗します。

何もわからない状態で、知らない人たちの中にポツンと入るあの感じ。
周囲は知らん顔をしているようでいて、実は「新しく入ってきた派遣の人ってどんな人?」と、けっこう気にして見られています。

だからこそ、初日は余計に緊張するし、気を張ってしまう。
でも、そんな初日の過ごし方を、私の体験談を交えながら、雑談っぽくお話ししてみようと思います。

kana

派遣の初日ってどんな感じ?と思っている方の不安が、少しでも軽くなったり、「あるある!」って共感してもらえたら嬉しいです😊

目次

派遣初日の服装や持ち物は?

服装のポイント

  • スーツでなくてOK。オフィスカジュアルで十分
  • 華美すぎず、清潔感がある服装を意識
  • スニーカー・ジーンズ・露出は避けるのが無難

実際、私自身もスーツで初日に行ったことはありませんし、周囲の派遣社員もほとんどがオフィスカジュアルです。
とはいえ、職場によって雰囲気は違うので、「念のためスーツで行くべき?」と迷ったら、事前に派遣会社に確認するのがおすすめです。

持ち物チェックリスト

  • 筆記用具(ペン・メモ帳)
  • 派遣会社からの指示があれば、その書類
  • ランチ代などで使う現金も少しあると安心
    ※普段キャッシュレス派の方も、初日は現金が必要になる場面があるかもしれません

派遣初日の流れ

① 派遣会社の営業担当と待ち合わせ

派遣初日には、派遣の営業担当と会社のロビーや最寄り駅の改札などで待ち合わせて向かいます。
その際に、タイムシートのつけ方などを教えてもらったりします。
営業の人が一緒にいると、派遣先の職場まで送り届けてくれるので、いろいろと心強いものですが、
「ひとりでお願いします」と言われることも、これまでにけっこうありました。

そうなると、派遣先の担当の方の携帯電話に直接かけたり、受付の内線電話で呼び出したりなど、自分で対応しなくてはなりません。
ちょっと緊張しますが、絶対に営業の人がいないと困るってわけではないですしね。

私の体験からすると、リクルートスタッフィングは「ひとりでお願いします」の率が高い気がします。
テンプスタッフやアデコは、営業担当の方が都合が悪い場合でも、代理の方が付き添ってくれることが多い印象です。

② 職場案内・自己紹介・オリエンテーション

ここからは職場によりますが、一旦自席(フリーアドレスなら、だいたい座るであろうあたり)に案内され、所属グループの人たちに紹介されたり、みんなの前で一言自己紹介をお願いされたりします。

そのときの挨拶は、簡単でいいと思います。中には「趣味も言ってください」と言う上司もいましたが、
「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、頑張りますのでよろしくお願いします」くらいで十分だと思います。

順番は前後することもありますが、その後は派遣先の上司から会社や業務の説明があり、
人事部や管理部などによるオリエンテーションが行われることもあります。

③ PC設定

パソコンを使用する業務では、避けられないのが初日のPC設定。
これも会社によってさまざまですが、セキュリティの関係でいろいろなツールをインストールしたり、上司の承認が必要だったりと、年々面倒になってきている気がします。

新しい派遣社員のために、PC設定を一緒にしてくれる担当の方がいる職場はありがたく、だいたい1日、長くても2日程度で終わります。
一方で、マニュアルを見ながら自分ひとりで設定する会社も多くあります。

しかも、そのマニュアルが更新されていなかったり、社内では当然のように使われているソフトが何なのかすらよくわからなかったり。
周囲に聞きたくても、みんな忙しそうで声をかけづらい。なんとか気を使いながら聞いて、言われた通りにやってもうまくいかない。…また聞かなきゃいけないけど、やっぱり聞きにくい。

結局、ヘルプデスクのような部署に連絡することになったりして、こういう環境だと初日からかなりつらいです。
こんな会社の場合、PC設定に1週間かかってしまうことも。
一度設定してしまえば済むことではあるのですが、業務に取り掛かる前にかなり消耗します。

kana

聞く人が忙しくてピリついた社員の人だったりすると、本当につらかったです😭

④ 初日のランチ事情

初日のランチは、あらかじめスケジュールされている職場もあります。
社員食堂がある会社ではその案内をしてもらったり、歓迎ランチが決まっていたりすることも。

私は、できれば一人のほうが気楽なので、特に何もなさそうなら外で食べたり、コンビニで買ってきたり、初日からお弁当を持っていったこともあります。

以前は、派遣社員同士でいつも一緒にランチという雰囲気が強かった気がしますが、最近ではひとりでランチの人も増えてきているように思います。

最初に決まった人たちと行くのが当たり前になってしまうと、抜けるときに気まずくなることもあるので、
苦手な人は、最初から一人でランチするのも一つの手です。

もちろん、早くなじむために社員の人たちとランチに行くのも良いですが、苦手な方は無理する必要はありません。

kana

あくまでも、仕事をしに行っているので、お友達をつくりに行っているわけではないですからね。
仕事上でのコミュニケーションがうまくとれれば、それで十分なんです😊

⑤ 定時になったら?

定時になったら、派遣先の責任者やその周囲の方に声をかけて、特に指示がなければ帰りましょう。
みんなが残っているからといって気にすることはありません。
その際、翌日の出社時に困らないように、確認できることは事前に済ませておくと安心です。

kana

初日はもちろん最初の1週間くらいは、右も左もわからない状況で本当に心身共にくたくたになりますよね😮‍💨

初日に不安なことがあったら?

リクルートスタッフィングなどは、以前は「初日が終わったら状況を聞きたいので連絡ください」と言われることが多かったですが、最近ではテンプなど、アプリで初日の様子を確認されるケースもあります。
どちらにしても、「思っていたのと違うかも…」とか「ちょっと不安…」など、何か気になることがあれば、早めに派遣営業に伝えておきましょう。
ほっとく派遣営業もいて、何も連絡がない=問題なし、と思っている人もいますから、こちらから動くことが大事です。

このまま働けるか自信がない…という時も、その思いは率直に伝えておいたほうがいいです。
営業担当がその後どう動くか、対応を考えるうえでの判断材料にもなります。
「まだ様子見だけど、ちょっと不安です」といった軽いトーンでも構いません。
黙って抱え込むより、少しでも気持ちを共有しておくことで、後々の選択肢が広がることもあります。

まとめ

派遣の初日は、緊張と不安でいっぱい。
慣れない環境で、右も左もわからないまま一日が過ぎていくこともあります。
でもそれは、“ちゃんとやろう”と思っている証拠。
仕事を完璧にこなす日というより、「慣れる日」と割り切るだけで、少し気持ちがラクになります。

営業担当とのやりとりも、遠慮せずに気になることは早めに伝えておくのがポイント。
「こんなことで連絡していいのかな…」とためらわなくて大丈夫です。

初日は空回りして当然。
少しずつ、自分のペースで慣れていきましょう。

kana

環境が変わって心身ともに消耗しやすいこの時期は、体調も崩れがち。
プライベートの時間はしっかり休んで、自分をいたわってあげましょう🛌🌙

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※当ブログの内容は、管理人の実体験と主観に基づいたものです。できる限り正確な情報を心がけていますが、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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