派遣社員を下に見る人ってどんな人?|30年働いてわかった“困った人”の特徴と対処法

当ページのリンクには広告が含まれています。

派遣といえば「自由に働き方を選べる」という良いイメージもありますが、実際には、非正規雇用で不安定・弱い立場という印象も根強く残っていますよね。

派遣社員として働く中で、正社員から見下されたり、馬鹿にされたり…
そんな辛い経験をした人も、きっと少なくないはずです。

派遣歴約30年の私が、そんな「派遣を見下す人の特徴」について、独断と偏見で語ってみたいと思います。

kana

「うちの職場にもそんな人いるー!」なんて思ってもらえたら、すごくうれしいです😊

目次

派遣社員を見下す人の特徴とは?

私が思う「派遣を見下す人の特徴」は——
“プライドだけが異常に高く、でも職場ではあまり認められていない人”です。

頑張っているのに思うような成果が出せず、周囲からの評価も今ひとつ。
でも、自尊心は高いため、誰かに“偉そうにしたい”気持ちを抱えていて…..。
それが、社内でよそ者的存在である派遣社員に向けられてしまうことがあるようです。

同じ正社員にはうまく立ち回らざるを得ないけれど、「派遣ならちょっと上からでも平気」と思ってしまうような、少し歪んだ気持ちを抱えているようにも見えます。
それって…派遣側からすると、完全にとばっちりなんですよね🥲
態度の差はあれど、実際そういう人、見たことあります。

一方で、仕事ができてポジションも上の人ほど、派遣社員に対しても敬意を持って接してくれます。
“余裕がある人”ほど、人を見下す必要がないんですよね。

では、どんなタイプがその傾向にあるのか、いくつかに分けてお話ししてみます📘

学歴が高いけれど、仕事とのギャップに悩んでいるタイプ

学生時代、ずっと“勉強ができる人”として評価されてきたタイプ。
「勉強ができる」能力は、「仕事ができる」能力とはまた違っていて、「できるはず」という自信が揺らいでしまいます。それでもそれを認めたくない——そんなジレンマを抱えているタイプです。

大手企業の若い人に多く、自分より年上で社会経験も豊富な「派遣社員」に威張ることで自分のプライドが少し満たされる感覚があるんだと思います。

実際、こういう人は、本当につまらないどうでもいいような雑用を派遣社員に頼むことを好みます。

転職組で評価されていないタイプ

前職では大手企業でしっかり評価されていたのに、転職後はなぜかうまく認められない——
そんな状況にある人が、派遣社員に対して強めの態度を取ってくることがあります。

このタイプは、若手からベテランまで幅広く見かける印象です。
派遣社員にだけ妙に横柄だったり、言葉の端々に“見下すニュアンス”が混ざることも…。

「自分は正社員として長年苦労してきたのに、派遣は気楽に見える…」
そんな複雑な気持ちが、態度に表れてしまうのかもしれません。

派遣社員への“困った態度”への対処法

契約外の仕事なら、派遣営業へ報告を

困った態度の一つに、「それって私の仕事…?」と思うような雑用を何度も頼んでくる場合。
頼んでいる側に悪気がないケースもありますが、派遣社員には何でも頼んでいいと勘違いしている人も…。

もしそれが契約の範囲を超える業務なら、我慢せず、派遣元の営業担当へ連絡するのが適切な対応です。

kana

派遣社員=雑用係と思っているのは本当に困ります😓

それでも大げさにしたくないときの対応テク

派遣営業に報告して、派遣先の責任者へ…という流れになると、なんだか“事が大きくなりすぎる気がして”躊躇してしまって、つい我慢してしまう…そんなこと、ありますよね?

そこで、私が経験したちょっとしたエピソードをご紹介します。

相手は正社員ではなく、業務委託で働いていた方だったんですが、仕事上少し関わりがあることもあり、ある時、直接私に「これ、やってください」という感じのメールが来たんです。
でも内容は契約外の、ちょっとよく分からない業務。

そこで私は、「これはこういうことでしょうか?」という確認メールに、派遣先の責任者(マネージャー)をCCに入れて送信しました。
するとその後、責任者の方がきちんと対応してくれたようで、その方からは一切同じような連絡は来なくなり、その仕事もやらずに済みました。

派遣社員への依頼メールには、派遣先責任者をCCに入れるのが基本。“こっそり頼まれた業務”も、ルートを通すだけで一気に解消されることがあります。

kana

ちょっと我慢してしまうと、それが“当然”になっちゃったら怖いです😱

他の求人サイトを見てみる

私は、仕事で「ちょっと嫌だな…」と感じた時、派遣の求人サイトをチェックするようにしています。

実際に辞めるかどうかは別として、「ここだけが職場じゃない」と思えることで、少し気持ちが軽くなるんですよね。

それだけでなく、派遣社員の場合は定期的に求人情報を見ておくことをおすすめします。
どんなに職務を果たしていても、高く評価されていても、契約が終了になってしまう可能性は、いつでもあります。

派遣先の組織変更や予算の都合など、自分ではコントロールできない事情で契約が終了するケースも少なくありません。

「いざ」という時に慌てないためにも、求人チェックは“自分を守る準備”としてとても大切です

kana

そのために複数登録して選択肢を増やしておくことは大切ですよ😊

【派遣歴30年が解説】派遣会社は複数登録すべき?メリットと注意点を徹底解説 もあわせて参考にどうぞ。

まとめ

正社員、派遣社員という立場の違いにかかわらず、職場には、いろいろな人がいて、時に理不尽な思いや、悩みを抱えることもありますよね。

もちろん、我慢してうまくやり過ごすことで、丸く収まる場面もあるかもしれません。

別になんでもかんでも声を上げるべき…ということではありません。
文句ばかり言っていると、「扱いにくい派遣社員」と見られ、契約を切られてしまうリスクだってゼロではありません。

でも——
相手が悪気なく勘違いしている場合もあるからこそ、きちんと線を引いて伝えることは、自分を守るために必要です。

1日の長い時間を過ごす職場が我慢だらけだと、日々を過ごすのが苦しくなります。
我慢し過ぎずに、ヘルプをだすことは大切です。

「世界はここだけじゃない。」そう思える視野の広さと柔軟さが、働く自分を支えてくれるひとつの“救い”になるのではないでしょうか。

kana

「仕事ができる人、できない人、いい人、ちょっと困った人…」
派遣という働き方だからこそ、いろんな職場で、さまざまな人と関わる機会があります。そんな環境だからこそ、“人間観察”の力も自然と磨かれていくのかもしれません。
深刻になりすぎず、ときには「観察モード」で受け止めるくらいのスタンスでいきましょう😊

あわせて読みたい記事:
👉 派遣営業担当は当たり外れがある?30年の体験からわかった特徴と対処法
👉 派遣社員に向いている人の特徴5選|30年働いてわかった“心地よく働ける人”とは?
👉 【派遣歴30年が解説】派遣会社は複数登録すべき?メリットと注意点を徹底解説

※当ブログの内容は、管理人の実体験と主観に基づいたものです。できる限り正確な情報を心がけていますが、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

目次