朝から忙しく働いて、やっと訪れるランチの時間。
ホッと一息できるはずなのに、気を遣う相手とのランチでかえって疲れてしまうこと、ありませんか?
本当はゆっくり一人で過ごしたい。でも、言いにくいし、仲良くしておかなくちゃ…と考えてしまうこともありますよね。
私は断然、ひとりで食べたい派です。
買ってきた簡単なもので十分なので、自席で静かに過ごしたい。
お昼くらいは、電子書籍を読んだり、好きな音楽を聴いたりして、誰にも気を遣わずにリセットしたいのです。
この記事では、そんな「ひとりで食べたい派」が職場で気楽に過ごすための工夫や、断りづらい場面での乗り切り方を、体験談を交えてご紹介します。
ひとりでランチ時間を過ごしたいけど、なんとなく我慢して付き合っている…そんな方の応援になれば嬉しいです😊
派遣社員のランチ、意外と気を使う場面がある
職場によっては、派遣社員同士でランチに行くのが“当たり前”の雰囲気になっていることがあります。
毎日ではなくても、グループがなんとなく決まっていて、誰かが必ず声をかけてくるような空気感。「派遣はみんな一緒に行動するもの」とされているような、暗黙のルールがある職場もあります。
誘う側も、実は気を使っていることが多いです。
自分がいつも派遣メンバーと食べている立場だと、新しく入ってきた派遣社員に声をかけないと「仲間外れにしている」と思われてしまうかもしれない。社員の目も気になるし、誘わないわけにはいかない…そんな義務感で声をかけてくることもあります。
もちろん、気軽に「良かったら一緒にどう?」くらいのトーンで接してもらえると、断る側も気が楽ですよね。
でも、実際には「断りづらい空気」があるのも事実。ランチ時間なのに、ちょっと気を使ってしまう…そんな場面、意外と多いのではないでしょうか。
私は“ひとりで食べたい派”です
ひとりランチの心地よさ(静けさ・自由・リセット)
以前は、派遣社員同士でいつも同じメンバーとランチをしていたこともあります。
おしゃべりが楽しい時もありましたが、仲良くなりすぎると、週末のお出かけや夜の飲み会などにも誘われるようになってしまって…。
人それぞれ距離感がありますが、メンバーの中に「みんなと仲良くしたい」タイプの人がいると、誘いがどんどん増えていくんですよね。最初はよくても、だんだん疲れてしまいました。
そんな経験が重なったあと、新しい職場では自然とひとりでランチを取るようになりました。
この快適さを知ってしまったら、「今までよく、あんな面倒なことしてたな」と思うようになりました。
みんなとランチに行っていた頃は、「今日は××だから行けない」と連絡を入れたり、気を使うことが多かったです。
今は、さっと簡単なもので済ませて、スマホを見たり、外をぶらぶらしたり。自分のペースで過ごせることで、本当に休憩になっていると感じます。
誰かと食べると“休憩にならない”感覚
誰かと一緒に食べると、当たり障りのない話を気を使いながらすることが多く、正直疲れます。
聞きたくない社員のうわさ話に付き合わされることもあり、気分が下がってしまうことも。
それに、外食だとランチ代も高くついてしまいます。気を使って、疲れて、お金もかかる…それなら、ひとりで静かに過ごしたいと思ってしまいます。
それでも“気まずさ”を感じる瞬間がある
ある職場では、派遣社員が私ひとりだったので、自然とひとりランチが定着していました。
ところが、産休代替で新しく派遣社員が入ってきたことで、雰囲気が一変しました。
初日から、私がランチを買いに行くのを目ざとく見つけて、勝手についてきてしまい、仕方なく一緒に食べることに。
ちょっと苦手なタイプだったのですが、迷惑そうにしても察してくれない人で…。
その人は「みんなでランチするのが好き」なようで、今までバラバラに食べていた女性社員や派遣社員をどんどん誘って、グループランチが定着してしまいました。
数回は付き合いましたが、話も合わず、気を使うばかりで疲れてしまい、断るようになりました。
でも、お昼になると周囲の女性たちが集まって出かけていく中、ひとりだけ会社に残っていると、さすがに居心地の悪さを感じました。
男性社員から「協調性ない」と言われてしまったこともあり、快適だったひとりランチが、たった一人の派遣社員によって変わってしまったのです。「みんなと仲良くしたい!」というタイプの人がいると、ひとりで過ごすことが逆に居心地悪くなってしまうこともあります。
意外と“ひとりで食べたい派”は多い
「ひとりで食べたい」と感じているのは、実はあなただけではありません。
マンパワーグループの調査によると、派遣社員の約半数が「一人で食べる派」と回答しており、20代ではその割合が7割近くにのぼるそうです【出典:マンパワーグループ調査】。


以前は、特に女性の派遣社員は「みんなで食べるのが普通」という空気が強かったように思います。
女子同士で集まって、和気あいあいと楽しそうに見える場面もありますが、実際には「本当に楽しい」と感じている人ばかりではないのかもしれません。
ひとりで過ごすことに、周囲の目を気にすることはないですね。
今は、ひとりランチが珍しくもなく、自然な選択肢のひとつになりつつあります。
自分のペースで休憩することを選ぶ人が増えているのは、働き方の多様化の中でごく普通のことなのだと思います。
ひとりランチを気楽に続けるための工夫
ひとりでランチを過ごしたいなら、なるべく早い段階で「ひとり派です」と伝わるようにしておくのが一番です。
私自身、初日からお弁当を持参して「自席で食べるスタイル」を選んだこともあります。
それでも「食堂でもお弁当食べられるから行きましょう」と声をかけられることもありましたが、早めに自分のスタンスを示しておくことで、後々の気まずさを減らすことができます。
職場の雰囲気によっては、誰も声をかけてこなさそうな場合もあります。
男性ばかりで忙しそうな職場なら、タイミングを見てスッと席を立って外に出るのも自然です。
逆に「お昼行ってきまーす」と声をかけるルールがある職場もあるので、まずは様子を見て判断するのが安心です。
お弁当を持っていっても、席で食べていいかどうか迷うこともありますよね。
また、初日に誘われると断りづらいのもよくわかります。
初日は流れに乗っても、翌日から「今日は買ってきました」「今は金欠で…」など、やんわりと距離を取ることで、自然と“ひとり派”だと察してもらえることが多いです。
一度ランチ仲間のグループに入ってしまうと、そこから抜ける方がよっぽど気まずくなってしまいます。
だからこそ、最初の数日で自分のスタイルを示しておくことが、気楽に過ごすためのポイントです。
それでも断れないこともある
本当はいつでも「ひとりランチ」で過ごしたいところですが、どうしても断りづらい場面もあります。
例えば、退職する方の送別ランチ。夜の飲み会が難しい場合、昼休みにグループ全員でランチをすることになったりします。
こういう場面は、さすがに断りづらくて、私も参加しました。
職場によっては、上司が主催する“強制的なランチ会”のようなものがあることも。
上司がおごってくれることもありますが、正直、気疲れするのであまりやってほしくないのが本音です。
飲み会なら「予定があって」と断って帰ることもできますが、ランチタイムは業務の延長のような空気があり、逃げ場がない感覚になることもあります。
「行かないと協調性がないと思われるかも…」という見えないプレッシャーを感じてしまうこともありますよね。
まとめ|ひとりで食べたい気持ち、ちゃんと尊重していい
会社はお友達をつくりに行く場所ではありません。
仕事が円滑に進むためのコミュニケーションが取れていれば、お昼まで一緒に過ごす必要はないはずです。
むしろ、ランチまで“協調性”を求められるような職場のほうが、ちょっと息苦しく感じてしまいますよね。
正社員なら同期や上司とのつきあいがあるかもしれませんが、派遣社員という立場なら、そこまで我慢する必要はありません。
実際、ベタベタした人間関係が苦手で、あえて派遣という働き方を選んでいる人も多いはずです。
一度「この人はひとりで食べる派なんだな」と思われてしまえば、あとは気が楽になります。
人の目を気にして我慢して付き合うのは、相手にも、かえって失礼だと思うのです。
1日7〜8時間という長い就業時間の中で、ランチタイムは数少ない“自分のための時間”。
その休憩くらいは、誰にも気を使わず、好きなように過ごしたいですね。
職場のお昼時間って、本来はホッとできる貴重な時間ですよね。
しっかりリフレッシュして、午後も気持ちよく働けるようにしたいものです✨


※当ブログの内容は、管理人の実体験と主観に基づいたものです。できる限り正確な情報を心がけていますが、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

