ビジネスの世界では、どこへ行っても
「コミュニケーションが大切」と言われます。
本屋に並ぶのも、
- コミュ力を鍛える本
- 人見知り克服の本
- 雑談力を伸ばす本
そんなタイトルばかりです。
確かに、コミュニケーション能力が高い人のほうが
社会で有利に見えるのは事実。
私自身も、コミュ力は高いに越したことはないと思っています。
でも、ずっと引っかかっていることがあります。
仕事に必要なコミュニケーションと、
プライベートに踏み込んで雑談するコミュニケーションは別物ではないか。
この違和感です。
この記事では、派遣歴30年の私が感じてきた
「仕事に必要なコミュニケーション」と
「無理に求められるコミュ力」の違いについてお話しします。
とにかく仲良く雑談していれば“コミュニケーションがとれている”っていう雰囲気、ちょっと苦手なんですよね😓
「コミュニケーション強化」の名のもとの違和感


会社によっては、
「チーム内のコミュニケーションを深めましょう」と言って、
プライベートな話を共有する場が設けられることがあります。
私が経験した職場では、毎週のグループミーティングで、
全員が私生活の出来事や、最近考えていることを話す時間がありました。
仕事の進捗共有なら理解できます。
でも、なぜ毎週プライベートを話すことが“必須”なのか。
正直、かなり抵抗がありました。
その職場は、大学のサークルのような内輪ノリが強い雰囲気で、
毎週「何か話さなきゃいけない」というプレッシャーがありました。
それがストレスになる人がいることは、まったく考慮されていません。
こういう場を作ればコミュニケーションがとれて、仕事もうまくいく——
そんなふうに考える風潮には、どうしても違和感があります。
本来のコミュニケーションは、
仕事をしていく中で少しずつ気心が知れていき、
自然とプライベートな話も“したくなって”出てくるもの。
それを、場を設けて強制的に話させるものではないと思うんです。
なんだか“強制的な自己開示”みたいな気分になってしまいます🥹


派遣という働き方と「距離感」
私はもともと、誰とでもすぐ打ち解けるタイプではありません。
職場の雑談も得意なほうではないです。
それでも、派遣社員として30年働き続けてきました。
正社員ではなく派遣を選んだ理由のひとつは、
必要以上に人間関係に踏み込まなくていい距離感
この働き方が自分に合っていたからです。
派遣を選ぶ人の中には、
仕事はきちんとやる。でも職場は適度な距離感でいたい
そう考える人も多いのではないでしょうか。
みんながみんな“コミュニケーション大好き!もっと仲良くしたい!”って思っているわけじゃないですよね🥹
仕事で本当に必要なコミュニケーション
試しにAIに
「仕事に必要なコミュニケーション能力とは何か」
と聞いてみました。
返ってきた答えは、とてもシンプルなものでした。
仕事で必要なのは、単なる“お喋り上手”ではなく、
『伝える』『聞く』『前提を揃える』力です。
結論から話す、傾聴する、事実と意見を分けて話すことで、
正確な情報共有と信頼関係の構築が可能になります。
つまり、仕事で求められているのは、
- 指示を正しく理解する
- 必要な報連相をする
- 誤解のないやり取りをする
こうした実務に直結するコミュニケーションです。
場を盛り上げる雑談力でも、
誰とでも仲良くなる能力でもありません。
“誰とでも仲良くおしゃべりできる=コミュ力が高い”みたいな考え方って、ビジネスのコミュニケーションとは別物なのに…ごちゃまぜになっている感じがします🥹
派遣社員に求められるコミュ力とは
特に事務系の派遣社員の場合、求められているのは
- 雑談の中心人物になること
- 全員と仲良くすること
- 私生活をオープンにすること
ではありません。
求められるのは、
👉 業務を止めないためのコミュニケーション
だと感じています。
淡々と仕事を回し、必要な情報をきちんと共有する。
それだけで、現場では十分に評価されます。
私自身、データ集計やグラフを使った資料作成で褒められることが多いのですが、
それは「誰が見てもすぐ理解できる形」に整えることを意識しているからです。
- 見やすくまとめる
- 一目で概要がわかるように工夫する
こうした“仕事上の配慮”こそ、実務で求められるコミュニケーションだと思います。
雑談で場を盛り上げるより、
相手が仕事をしやすくなるように整えること。
こちらのほうが、よほど大切ではないでしょうか。
苦手を無理に伸ばさなくていい


コミュ力が苦手だからといって、
無理に明るく振る舞ったり、キャラを作ったりして消耗する必要はないと思います。
それよりも現実的なのは、
👉 得意なスキルを伸ばして市場価値を上げること。
仕事をきちんとこなしていれば、
「この人はこういうタイプなんだな」と、周囲も自然に理解してくれます。
気が合う人とは仲良くすればいい。
全員に好かれようとして無理をする必要はありません。
仕事をしに来ているのですから、やっぱり“仕事で認められたい”ですよね。無理して人に合わせる努力より、仕事のスキルを伸ばす努力のほうが大切だと思います😊
正社員と派遣の温度差はあって当然
正直に言うと、
社員と派遣の間に温度差があるのは、ごく自然なことです。
社員には昇進や昇給があり、長期的に会社と関わる前提があります。
上司に好かれる必要があったり、社内の文化に馴染む努力も求められるでしょう。
一方、派遣は長くても数年。(無期雇用という制度もありますが。)
会社独自の文化に、無理して染まる必要性を感じない人も多いはずです。
あくまでも「仕事をしに来ている」。
それなのに、
「同じ温度で仲良くしましょう」
という圧が強い環境は、正直つらいと感じる人もいると思います。
まとめ|仕事が円滑に回ればOK
情報の共有や迅速な連絡など、仕事上必要なコミュニケーションは
できるだけマメにしておきたいものです。
でも、
- プライベートを無理にオープンにすること
- 盛り上げ役になること
- 全員と仲良くすること
こうしたことにまで心を砕く必要はないと思います。
必要な業務コミュニケーションをきちんと取る。
気が合う人がいれば、自然に話せばいい。
「コミュ力が高くなければいけない」という同調圧力に振り回されず、
時には“我が道をいく”くらいのスタンスでもいいのではないでしょうか。
いろいろな会社で働きましたが、距離感が心地いい派遣先はやっぱり長く続けられますね。逆に、そうじゃない派遣先は業務自体は良くても…正直つらいことが多かったです😓
※当ブログの内容は、管理人の実体験と主観に基づいたものです。できる限り正確な情報を心がけていますが、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。


