派遣が更新されない予兆とは?契約終了のサインと今からできる備え【派遣歴30年】


「最近、任される仕事が減った気がする……」
「次の更新、大丈夫かな」
派遣で働いていると、更新の時期が近づくたびに、毎回こんな気持ちになります。
ちゃんと仕事しているし、周囲もそれなりに評価してくれているようだし。更新されるのでは? と思いつつも、はっきりわかるまでは不安です。居心地がよく、自分がまだここで働きたいと思える派遣先の場合は、なおさらです。
派遣として働いている以上、自分の評価とは関係なく「突然の契約終了」の可能性は、いつでもあります。派遣歴約30年の私も、更新を望んでいたのに契約終了になったことは何度もあります。
この記事では、派遣社員が知っておきたい「契約更新されない予兆」を紹介します。そして、私自身の体験から、いちばん危険だと感じている予兆についてもお話しします。
自分が「まだここで働きたい!」と思っているのに契約終了、というのは、何度経験しても悲しいものです。でも、そう感じるのは頑張ってきた証拠でもあります。それはそれとして受けとめつつ、派遣で働くとはこういうこともある、と心の片隅に置いておきたいですね😊
よくある「派遣が更新されない予兆」


更新されない予兆として、こんなことがよく言われます。
- 任される仕事が減る、新しい仕事を頼まれなくなる
- ミスをしても注意・指摘をされなくなる
- 上司や周囲の声かけが減る、態度がどこかよそよそしくなる
- 担当営業と派遣先の連絡や訪問が増える
- 契約期間が短くなる(3か月更新が1か月更新になる、など)
- 派遣先の業績悪化や、組織変更・部署縮小のうわさが出る
- マニュアル作成や引き継ぎ資料を頼まれる
こうして並べると、1つでも当てはまると不安になってしまうかもしれませんが、「当てはまったら必ず契約終了」というものではもちろんありません。
たまたま業務の波で仕事が少ない時期だったり、上司が忙しくて声かけが減っていたりすることもあると思います。
私も「上司や周囲がよそよそしくなった」と感じることがありましたが、実際は普段と変わらないのに、私の方がそう受け取りやすいだけなのかもしれません。
不安なときほど、何気ないことも悪いほうに考えてしまいがちですよね。
ただ、この中で私の実感として「これは要注意」と思うのは、「仕事が減る」「暇が続く」です。
私も、大規模な組織変更のときに契約終了になったことが数回あります。こればかりは自分ではどうにもできないので、仕方ないと思うしかないですよね😓
「暇が続く」がいちばんの危険サインだった


いろいろな予兆がありますが、私の実感では、「暇な状態が続くこと」がいちばん危険なサインだと感じています。
これまで契約終了になった派遣先で、毎日忙しく、やることがいっぱいだったところはありませんでした。
たとえば、新しいポジションとして派遣先に入ったときは、最初こそお願いしたい業務がたくさんあったのに、だんだん落ち着いてきて、やることがなくなっていく、ということもあります。
もちろん、暇イコール契約終了ではありません。月末月初など忙しい時期があって、それ以外は少し落ち着く、という業務の波がある職場は多いと思います。
ただ、だんだんやることが減ってきて、1〜2か月ずっと暇な状態が続くというときは、けっこう「契約終了」の危険をはらんでいるように思います。
大手企業だと、すぐには契約終了とならないかもしれませんが、組織変更などで人員の見直しが入ると、そこにつながりやすいです。
私自身、契約終了になった派遣先のことを思い返すと、終了の前は決まって仕事がない状態でした。今振り返ると、あれははっきりした予兆だったのだと感じています。
「今日一日、何をしていればいいんだろう」という気持ちのまま出勤して、仕事をしているふりをしながら時間が過ぎていくのは、本当につらいものです😓
👇暇すぎる状態のつらさや過ごし方については、こちらの記事で詳しく書いています。


暇が続いたら、次の派遣先への準備をしておく
「1〜2か月ずっと暇が続いている」と感じたら、すぐ契約終了になるかどうかは別として、次の準備を始めておくのが安心です。
💡暇が続いているときにおすすめの準備
- 今とは別の派遣会社に登録して、応募できる求人の幅を増やしておく
- 登録しているすべての派遣会社で、職務経歴書やスキルシートを最新の状態にしておく
- このまま派遣で働くのか、正社員を目指すのかも含めて、「次はどんな条件で働きたいか」を整理しておく
何も準備していない状態で契約終了を告げられると、ショックも大きいですし、焦って希望条件と離れた仕事を決めてしまいがちです。
派遣社員は、いつも「もしかしたら終了かも」という可能性を頭の片隅に置いて、「次へ行ける準備」を心がけておきたいものです。
それに、暇な状態が続くのは、「契約終了」につながるだけでなく、派遣社員自身にとってのリスクにもなると感じています。自分のスキルを活かしきれないうえに、経験も積めないまま時間だけが過ぎていく。自分の市場価値を上げる機会を、失うことにもなりかねません。
だからこそ、暇だと感じている今、動いておきたいところです。
他の派遣会社に登録して応募できそうな求人を把握しておく。
もし「本当は正社員を目指したかった」というなら、この機会に転職エージェントを検討してみる。できることから始めてみましょう。
暇な時間が続くと、「このままでいいのかな」と不安になりますよね。そんなときは、今の会社を続けながら、別の派遣会社にも登録しておくと安心です。
おすすめの派遣会社はランスタッドです。私が登録したときは、Webで基本情報を入力するだけで、スキルチェックもなく手軽に登録が済みました(職種によってはスキルチェックがあるようです)。超大手のところだと、エントリーしても連絡が来ないことがありましたが、ランスタッドは連絡をもらえることが多かったです。
外資系の人材会社で、大手なのに意外と穴場。長期の事務・オフィスワークの求人を扱っています。働きながらでも手軽に登録できます。
\ Webで簡単登録 /
登録したからといって、すぐ働かなければいけないわけではありません。「まず求人を見られる状態にしておく」だけでも、ここ以外にも働ける場所があるかも。そう思えるだけでも、気持ちが少し軽くなります。
登録しても求人を眺めているだけでもOKですよ!
このまま派遣で働くのではなく、正社員を目指したいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。


契約終了は、悪い面ばかりではない


がんばって働いてきたのに、派遣先の都合で「契約終了」になってしまうのはショックですが、悪い面ばかりではありません。
派遣先の業績悪化や部署縮小、契約期間の満了など、自分に非がない理由での契約終了の場合、労働者派遣法の「雇用安定措置」という仕組みがあり、派遣会社には、派遣で働く人の雇用をつなぐための措置を取ることが求められています。
同じ職場(組織単位)で3年間働く見込みがあり、続けて働くことを希望している人に対しては、派遣会社は雇用の安定につながる措置を取ることが義務とされています。(働く見込みが1年以上3年未満の場合などは、義務ではなく努力義務)
※ただし、これはすべての契約終了に当てはまるわけではありません。自分が対象になるかは、派遣会社に確認してみてください。
その措置はいくつかありますが、その中には「新たな派遣先の提供(能力や経験に照らして合理的なものに限る)」も含まれています。(参照:厚生労働省「雇用安定措置について」)
こうしたこともあり、派遣会社は、自分から契約更新しない場合にくらべて、熱心に次の求人を探してくれる傾向にあります。
これは私自身の実感でもありますし、一緒に働いていた派遣社員の方たちも、派遣先の都合で終了になったときのほうが、派遣会社が熱心に次を探してくれて決まりやすかった、と言っていました。
もちろん、今の派遣会社も熱心に探してくれますが、それに任せきりにせず、他の派遣会社の求人も視野に入れておくと安心です。
以前、派遣先で一緒だったベテランの派遣社員の方が、会社都合で契約終了になったんです。でも「会社都合のときは一生懸命探してくれるから」と余裕そうで、実際、本当にすぐ次を決めていました😊
💡契約終了後の手続きや過ごし方については、こちらの記事にまとめています。


派遣の契約終了と失業保険|よくある疑問
急な契約終了の時にも慌てないために、失業保険(雇用保険の基本手当)のよくある疑問を3つにまとめました。
なお、雇用保険の扱いは一人ひとりの状況によって変わるので、詳しくはハローワークへ問い合わせてください。



Q. 更新の意思があったのに仕事を紹介されなかった場合、失業保険はどうなる?
「更新を希望していたのに、派遣会社から次の仕事の紹介がなかった」という場合は、会社都合に近い扱い(特定理由離職者など)になることがあります。
この場合、自己都合退職のような給付制限がなく、待期期間のあとに比較的早く受給できる可能性があります。ただし条件があるので、詳しくはハローワークで確認してみてください。



Q. 自分から更新を断ると、失業保険の扱いは変わる?
自分から契約更新を辞退した場合や、紹介された仕事を正当な理由なく断った場合は、「自己都合」扱いになるのが一般的です。
会社都合の場合とは受給の条件が変わってくるので、辞め方は慎重に考えておくと安心です。



Q. 失業保険のトラブルを防ぐために、しておくといいことは?
退職理由をめぐって「自己都合か会社都合か」で、あとから行き違いが起きることもあります。
更新の希望を伝えたかどうかは大事なポイントになるので、派遣会社とのやり取りはメールなど記録に残る形にしておくと安心です。
まとめ|いつでも動けるように備えておこう
派遣社員は、真面目に働いていても、派遣先の都合で「契約終了」になる可能性のある働き方です。
だからといって、必要以上にがんばって派遣先に気に入られようと心を砕くよりも、「いつでも動ける」準備をしておくほうが、自分を守ることにつながると思います。
契約中は一生懸命働いて、自分のスキルと経験を積む。もし契約終了になったら、別の場所でそのスキルを発揮する。ひとつの派遣先に固執するのではなく、複数の派遣会社に登録して、たくさんの求人を見ておく。そうやって選択肢を持っておけば、いざというときに慌てずに済みます。
「暇でやることがない」「更新されないかもしれない」と思ったときが、動きはじめるタイミングかもしれません。
自分にできることから、少しずつ準備をしてみてはいかがでしょうか。
どの派遣会社に登録するか迷う方は、こちらの記事も参考にしてみてください。




※当ブログの内容は、管理人の実体験と主観に基づいたものです。できる限り正確な情報を心がけていますが、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。






